ヒールのリペアに出していたY411が帰ってきた。
今回はヒール交換とつま先の補修、かかとの内側ライニングの補強をお願いした。
待つこと1か月くらい、リペア完了で帰ってきた靴は新品同様とはいかないまでも、きれいに磨かれて靴紐も交換されて戻ってきた(元の靴紐も戻ってくる)
雨の日も風の日も、メンテサボリ気味の時期もあったけれど、愛着の湧いた靴がリペアされて戻ってくるとまた感慨深いものがある。
もともとこの靴はアルフレッド・サージェントのOEMで間違いないと思うけど、そうした靴でもリーガルの看板で売ったものはきちんとリペアを受け付けてくれる。(同じサージェント製のオールソールも経験済み)
いまはネットでもリペアを受け付けてくれるところはたくさんあるし、出張ついでにそうしたショップに依頼すれば(返送は宅配便で)いいのかもしれないけれど、わざわざそんな手間なく全国県庁所在地にはほぼあると思われるリーガルショップで受け付けてもらえるのはとてもありがたい。
リーガルブランドのものは製造時の木型が工場にあるらしいのでオールソールするなら純正のメリットが大きいと思う。
パーツは純正の在庫があればもちろん純正。
アルフレッド・サージェント製のときは似たようなソール交換になる。購入当初はブラウンのソールだったが、指定をしなかったらカラス仕上げのソールになって帰ってきたことがあるので、リーガル製以外はなんとなくイメージで決めているのだと思われる。(アッパーがブラックならソールもブラック、ってところか)
仕上がりはとてもていねい。
コバも塗りなおしてくれるので、ヒールを交換したことがわからないくらい自然に仕上がっている。
つま先の補修をみても変な段差は無く、色目の近いものが貼られている。
リペア前の写真が無いので比較できないけれど、そこそこすり減っていたことを忘れてしまう感じになっている。つま先だけ見たら新品っぽい。
なんといってもていねいさを感じるのはかかとのライニング。
革を単に上から縫うのではなく、境目は薄く漉いて貼られている。サージェントっぽさがある手書きの型番標記が半分なくなって、おまけに「MADE IN」で切れてしまいせっかくの売りである「England」が見えないがそんなことは大したことではなく、むしろ同じような素材で段差なく補修されていることのほうが好感触。多少すり減っていたかかとがきれいに元通りになっている。
リペアは決して安くはないので、経済的に靴を長持ちさせるというよりは愛着のある足に馴染んだ靴を長く履けるようにするというところに意味があると思う。
革底にこだわった修理ですね。(英国に友人おりませんが)サージェントの靴なので英国紳士式の修理というところでしょうか。
返信削除私は今年から内勤から外回りの仕事になったので片っ端からハーフラバーソールを貼っていったので革底はケンジントンとトリッカーズのブーツのみです。履き心地は私も革底の方が好きなのですが、靴の修理・維持コストを考えての決断です。
実は今回のサージェントは結構いい加減に手入れをしていた時期もあって、ちょっとみすぼらしい状態でリペアに出したのですが、きれいになって戻ってくるとまた一層愛着がわきますね。
削除Y411はソールがやや厚めなのでつま先の減りが目立っていたのが、元の雰囲気を壊さずにリペアされてきたので大満足です。オールソールまでもう少しいけそうです。
以前はかかとやつま先のリペアをすること無くオールソールすることが多かったのですが、最近は内勤主体なのと手持ちの数が増えてきたことでリペア間隔が伸びてきました。次はヘビーローテションでつま先減りつつあるグラスゴーあたりを早めにリペアしようと思っています。
内勤主体でしたら、オールソールまでまだまだ大丈夫そうですね。
削除私はほとんどの靴にハーフラバーソールを貼ったので、数年間、オールソールはしなくて良さそうです。 ← 実は少し寂しい状況です。
革靴は本当に買ってはいけない状況なので、安いスニーカーを買うようにして気をまぎらわそうかと考えています。
でも頑張って革靴ウォーキングで(丁寧に履きつつも)靴を減らし、サージェントにも挑戦したいです。
私は右足の踵の骨が出ているのか、右の靴の踵のライニングだけが破れます。しかし、ケンジントンはどれだけお金がかかってもアッパーが割れるまで履こうと考えています。
削除リペアも楽しむなんて、ほとんどの同僚は理解できないようです。
彼らはなぜ痛んだら捨てて、新しい靴を買わないのかと思っています。
内勤だと雨の日も一日中ソールを濡らすわけでもないので、ほとんどソールが減らない感じがします。
削除休日、それもたまにしか履かない3014は結構つま先が削れてきているので、やっぱり外を歩くとレザーソールは減りが早いですね。つま先にスチール入れる人の気持もわかる気がします。
確かに、リペアしてまで履こうという人にはなかなかお目にかかりませんものね。どこに価値をおくかは人それぞれなのでリペアの価格で買えるような靴を買い替え続けるというのもひとつの選択肢だとは思っています。
私はものを大切にするというポリシーがあるわけでもなく、古いものに惹かれるノスタルジーみたいなものは無く、単にレザーソールが好きで雨の日もあまり気にせず履くこともあり、またちょうど初回のリペアの頃になるとアッパーが出来上がってくる感じがあって、結果的にリペアという選択をしている感じです。
私はなぜか左足のかかと外側が敗れることが多いです。最近靴下を少しだけ厚手のものにしたらなんとなく靴とかかとの関係が良くなった気がしています。