街がクリスマスの色に染まるこの時期、もう2015年も終わりに近づこうとしている。
今年はW13BCFの一足しか靴を買っていないので、Shoes of the year も何も無いのだけれど、このW13BCF は何回か履きこむにつれ、やっぱりなかなかの逸品ではないかと思う。
スエードということもあり、全体的に柔らかい印象。ソールもレザーなので反りが良くて、足を柔らかく包み込むような履き心地。全体的に固いW10BDJとは打って変わって、履き始めから履きやすい。つま先ゴムもあまり減らず、これはこれでカジュアルであまり細かいことを気にしないで履けるいい靴だなと。
また、今年はいまさらながらSNSデビュー(笑)
「靴好きもそうでない人も、革靴について話そう。」
最近はこっちが気になって、いろいろな人のお手入れの写真だとか、考え方だとかとても参考になる。みなさん磨き方がとても上手で、見習ってレベルを上げたいと思います。
1年間で14記事しか書いていないのだけれど、ありがたいことに今年もたくさんの人が見てくれて、コメントもいただいた。始めた頃は自分の手持ちの靴の印象を単につらつらと書いていたのだけれど、流石に最近は靴そのもののネタが尽きてきたので、お手入れとか単なる思いつき文章が増えてきている。
一記事に時間をかけてしまうと数が増えないので、来年はもう少し軽いものと気合の入ったものの二本立てにしてもう少し更新頻度を増やしていけたらいいなぁと。
ところで、このブログの先月アクセス数は「革靴のサイズ選び」へのアクセスがダントツでいちばんに多い。次が「革靴を水洗い - REGAL 01DRCD -」そして3位がなぜか「ビジネスシーンでのド定番『白シャツ』」になっている。
サイズ選びはやっぱり悩む人が多いのかな。僕も最初に革靴を買ってから10年くらいしてやっと自分のは着心地の良いサイズや選び方がわかった気がする。最初はどうしても大きめのサイズになってしまっていた。次にその反動で今度はきつすぎるくらいのサイズ選びになり、その時期にできたマメがいまでも残っている。いま思えば、最初の頃の大きめサイズも今だから大きめと思うだけで、ジャストサイズ+ちょっとくらいだったので、甲をきつく締めることで、意外と指やかかとへのダメージは少なかったのかもしれない。
素人の僕が書いた記事によって靴選びを左右してしまうかもしれないと思うと、これからもいい加減ではなく客観的に正しいことと主観的なことがわかるようにきちんと書かないとなと身が引き締まる。
また、意外とシャツを検索する人が多いのか、それともシャツ自体の記事が世にあまり無いのか、2015年に書いたもので、トップ5に入ったものはこの記事だけ。
新生蝶矢シャツとか、コンブリオとか国産の良いシャツがたくさんあるので着てみたいなと思いつつも、シャツはやや消耗品的なところもあり今のところ敷島綿布の土井シャツが僕にとってのベストだと思っている。(素材が国産というところにも国産好きの僕は惹かれるわけです)
来年はまだ書いてない何足かの靴と、クリーム比較ネタでもやろうかなと。今月から始めたブートブラックとブートブラックシルバーラインに加えて、メーカー間で比べたら面白そう。
久しぶりにビジネスシューズを買おうと思っているので、どれにしようかなーとネットで見ている。
・シェットランドフォックスブライトンのキャップトウ
・シェットランドフォックスブリストルのセミブローグかキャップトウ
・三洋山長友二郎
・リーガルトーキョー九分ラスト既製のキャップトウかVフロント
・ショーンハイトボックスキップのパンチドキャップトウ
・MIYAGIKOGYOの既製キャップトウ
・RENDOプレーントウ
・ユニオンインペリアルの2Eラストホールカット
あたりは気になるなぁ。
ところで、16日までアマゾンでセールやっているのですね。
上記で言うと山陽山長とRENDO、ユニオンインペリアルが20%オフで買えてしまう。
時々アマゾンはセールしているけれど、サイズがわかっているならいいのかも。
RENDOが3万円ちょっとで買えるってのはちょっと気になる。プレーントウのレザーモデル扱っていればなぁ。
もっとも友二郎も6万円切るのだから、思い切って買ってしまうというのもありかな。山陽山長はトータルファッションブランド化してきて少し安っぽいイメージが(僕にとっては)してきているので、そこがちょっと残念。(コートあたりも商品自体はいいと思いますが)
ブリストルのセミブローグは、チャーチのコンサルのような力強さを意識して、エドワード・グリーンのアスキスみたいな靴を作りました、のような感じでちょっと気になる。
また、ブライトンもケンジントンと同じコンセプトの別ラストということで、履き心地が期待できそう。
年末年始は少しゆっくり靴のお手入れをしながら欲しいものを考えるなんてゆとりある時間ができたらいいなぁ。
2015年12月13日日曜日
2015年12月6日日曜日
Boot Black と Boot Black シルバーラインの違い
最近は靴だけではなくて、靴のお手入れグッズも高級志向にあるみたいで、たくさんの新商品が出てきている。
お手入れが趣味になってくると、どうしても薀蓄が先行(といっても雑誌やネットで得た程度)して、やれこのクリームは、やれこのブラシはとなってきて、ひとつひとつはそう高価なものでもないので、ついつい買ってしまう。
気が付くと、我が家にはクリームだけでも何種類もたまってしまった。
ここしばらくはクレム1925とブートブラックくらいしか使っていないのだけれど、コルドヌリ・アングレーズだとかM.モゥブレイだとかが無駄に下駄箱の一角に置かれている。
ふと思う。
「これらクリームっていったいどんな違いがあるのだろう?」
メーカーや代理店の売り文句に踊らされるのではなく、自らの信じるこれ一本でいく、というのがまっとうな人のスタンスだとは思うけれど、お手入れ好きの僕としてはせっかくなので実際に比べてみようと思うわけです。
比較に使う靴は、先日水洗いしたW134。
きれいさっぱり古いクリームが落ちたところで、これからしばらく片足ずつ違うクリームを塗って、何が違うかを確かめてみたくなった。
(実は新しい靴を買ったら新品状態から比べてみたいふたつがあるのですが、それはまた次の機会に)
今回のターゲットは同じコロンブスがわざわざ別のラインとして販売している黒い蓋のBoot Blackと、銀色の蓋のBoot Black シルバーライン。
このふたつ、わざわざ分けて売る理由がなんかあるのだろうか。
メーカーであるコロンブス社が言うには、Boot Black(以下「ブートブラック」)は満を持して発売した「プロのための」クリーム。
ブートブラックはプロ向けと言いつつ、誰もが訪れる百貨店だったり、靴磨きのプロが立ち寄る感じがあまりしない既製紳士服店で売られていたりする一方で、ケアグッズが豊富でプロが立ち寄りそうな東急ハンズや町の靴屋さんではシルバーラインが売られていたりする。マーケティング的に何か意図があるのでしょうか。
ブートブラックはW10BDJやRendo R7702など、国産キップを使っている靴に使うことが多い。僕は Made in Japan を信じているクチなので、最近はブートブラックでそろえることが多くなってきた。先日スエード靴を買った時もブートブラックのスエードスプレー買ったくらい。
で、クリームをさっそく塗って比べてみることにします。
いまから2年半くらい前にちょっとだけやってみたことがあるのだけれど、今回は長期にわたってやってみようかと。
靴は洗った後、乾燥の過程でこれまたブートブラックのデリケートクリームを軽く入れている。デリケートクリームは左右とも黒蓋のものを使用。ここまでは違い無し。
本当はここから二つのラインの違いを見たら面白いのだろうなぁと思いつつ、そのためだけに買うのもなんなので乾かすまでは同条件。
まずは洗った後中1日置いた状態。ここからスタート。
左足をシルバーラインで、右足をブートブラックで。
まずはいつものように軽くクリームを布にとり全体的にあまり力を入れずに薄く伸ばす。
どちらかというとブートブラックのほうが革に吸収しやすい感じがする。塗っていてもサッと表面から水気がなくなる感じで、気を付けないとついつい塗りすぎてしまいそう。これはブートブラックのほうが水っぽいのでその差かもしれない。o/w型のクリームでw比率が高いのかなぁ。
今回はだいたい同じくらいの量になるようにして塗っている。
クリームを塗ってブラシをかけた状態。
ちなみに、ブラシは黒靴用の新しめのブラシを併用。このためお互いがやや中和されてしまうかな。
以前も思ったけれど、シルバーラインのほうがやや光沢が強い。
左足。シルバーライン。
右足。ブートブラック
光の当たり方やこれまでの歩き癖などもあるので一概には言えないのだけれど、どちらかというとシルバーラインは芯の通った光り方をするのに対して、ブートブラックはやや柔らかな光り方をするような印象を受ける。
いちにち履いてみてブラシがけした感じでは今のところ違いがよくわからない。
まだ初回なのでほどんど差が出ていないのだけれど、3ヶ月、半年、それ以上になると何か変わるのだろうか。
このまましばらく続けてどのように差が出てくるのかやってみよう。
-------- 今回使ったデリケートクリーム
クリームはこちら
記事にはあまり書いていませんが、ソールには今回からブートブラックを使っています。
お手入れが趣味になってくると、どうしても薀蓄が先行(といっても雑誌やネットで得た程度)して、やれこのクリームは、やれこのブラシはとなってきて、ひとつひとつはそう高価なものでもないので、ついつい買ってしまう。
気が付くと、我が家にはクリームだけでも何種類もたまってしまった。
ここしばらくはクレム1925とブートブラックくらいしか使っていないのだけれど、コルドヌリ・アングレーズだとかM.モゥブレイだとかが無駄に下駄箱の一角に置かれている。
ふと思う。
「これらクリームっていったいどんな違いがあるのだろう?」
メーカーや代理店の売り文句に踊らされるのではなく、自らの信じるこれ一本でいく、というのがまっとうな人のスタンスだとは思うけれど、お手入れ好きの僕としてはせっかくなので実際に比べてみようと思うわけです。
比較に使う靴は、先日水洗いしたW134。
きれいさっぱり古いクリームが落ちたところで、これからしばらく片足ずつ違うクリームを塗って、何が違うかを確かめてみたくなった。
(実は新しい靴を買ったら新品状態から比べてみたいふたつがあるのですが、それはまた次の機会に)
今回のターゲットは同じコロンブスがわざわざ別のラインとして販売している黒い蓋のBoot Blackと、銀色の蓋のBoot Black シルバーライン。
このふたつ、わざわざ分けて売る理由がなんかあるのだろうか。
メーカーであるコロンブス社が言うには、Boot Black(以下「ブートブラック」)は満を持して発売した「プロのための」クリーム。
Boot Black Silver Line(以下「シルバーライン」)はブートブラックのコンセプトを受け継ぎつつ、より「一般の人」向けに発売しているクリーム。
前者のほうがよりケア重視で、後者のほうが光りやすいそうだ。
前者のほうがよりケア重視で、後者のほうが光りやすいそうだ。
ブートブラックはW10BDJやRendo R7702など、国産キップを使っている靴に使うことが多い。僕は Made in Japan を信じているクチなので、最近はブートブラックでそろえることが多くなってきた。先日スエード靴を買った時もブートブラックのスエードスプレー買ったくらい。
で、クリームをさっそく塗って比べてみることにします。
いまから2年半くらい前にちょっとだけやってみたことがあるのだけれど、今回は長期にわたってやってみようかと。
靴は洗った後、乾燥の過程でこれまたブートブラックのデリケートクリームを軽く入れている。デリケートクリームは左右とも黒蓋のものを使用。ここまでは違い無し。
本当はここから二つのラインの違いを見たら面白いのだろうなぁと思いつつ、そのためだけに買うのもなんなので乾かすまでは同条件。
まずは洗った後中1日置いた状態。ここからスタート。
左足をシルバーラインで、右足をブートブラックで。
まずはいつものように軽くクリームを布にとり全体的にあまり力を入れずに薄く伸ばす。
どちらかというとブートブラックのほうが革に吸収しやすい感じがする。塗っていてもサッと表面から水気がなくなる感じで、気を付けないとついつい塗りすぎてしまいそう。これはブートブラックのほうが水っぽいのでその差かもしれない。o/w型のクリームでw比率が高いのかなぁ。
今回はだいたい同じくらいの量になるようにして塗っている。
クリームを塗ってブラシをかけた状態。
ちなみに、ブラシは黒靴用の新しめのブラシを併用。このためお互いがやや中和されてしまうかな。
以前も思ったけれど、シルバーラインのほうがやや光沢が強い。
左足。シルバーライン。
右足。ブートブラック
光の当たり方やこれまでの歩き癖などもあるので一概には言えないのだけれど、どちらかというとシルバーラインは芯の通った光り方をするのに対して、ブートブラックはやや柔らかな光り方をするような印象を受ける。
いちにち履いてみてブラシがけした感じでは今のところ違いがよくわからない。
まだ初回なのでほどんど差が出ていないのだけれど、3ヶ月、半年、それ以上になると何か変わるのだろうか。
このまましばらく続けてどのように差が出てくるのかやってみよう。
-------- 今回使ったデリケートクリーム
クリームはこちら
記事にはあまり書いていませんが、ソールには今回からブートブラックを使っています。
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