2013年7月14日日曜日

クールビズとブローグ

クールビズにはブローグが似合う。

特に外羽根のセミブローグと内羽根のフルブローグがお気に入り。

内羽根セミブローグ、特にブラックのものははやっぱりタイドアップのほうが似合いそうだし、外羽根のフルブローグまで行くとカジュアル度が強くなってしまう(ジャケパンに合いそう)。セミブローグの堅さは外羽根に和らげてもらい、フルブローグのカジュアル度は内羽根で抑えるあたりが範囲かなと。プレーントウは意外に合わせるのが難しい。

トウのデザインもロングノーズ過ぎたりするとコレジャナイ感が強いので、ラウンドトウもしくは控えめなスクエアあたり。

ストレートチップ(キャップトウ)はスーツスタイルの満額回答とはいえ、やはりカッチリとしたスタイルにのみ合う靴で、上半身崩し目なのに足元だけ正装というのはやっぱりちぐはぐしている感が拭えない。

というわけで、やっぱりクールビズにはブローグということになる。

メダリオンはあってもなくても良いのだけれど、スーツスタイルのほとんどをストレートチップでやり過ごす僕としては、トウにメダリオンがないほうが崩しの度合いが少なくて受け入れやすい。

「わかってないなぁ、トウのあのメダリオンのデザインこそブローグの顔じゃないの」

という声が聞こえてきそうだけれど、メダリオンが入ると僕自身が靴の格好良さに負けて、うまくドレスダウンできないというのもある。

ちなみに僕はクールビズでありがちなアンタイド、ボタンダウンをスーツに合わせるのはあまり好きではないので、ふだんはタイを締めるのだけれど、仕事の都合上クールビズが要求されるシーンが多くなってきたので、そうした時にブローグが活躍する。

ポロシャツありのスーパークールビズあたりになれば足元もかなりくだけたほうが良いのかな。見た目を涼しくするという意味では、ライトブラウンなんかもありかもしれないが、せいぜいドレスシャツ系のボタンダウンシャツあたりのクールビズ気取りだとブラックのブローグが重宝する。

無骨なものよりも繊細寄りなものを選ぶことで、ふだんのスーツスタイルにも合わせやすい。タイドアップの時も履いているし。

フルブローグはでも内羽根かつメダリオンが無いことで残るドレッシーさのお陰で、生地の柄を選べば違和感少なく合わせることもできる。
シェットランドフォックスのケンジントンは、ブローグの割にはかなり繊細なのでイマドキの薄手のスーツにも合わせやすいデザインだと思う。

クールビスをどうまとめるかにも依るけど、アッパーはアノネイのボカルーなどのアニリンカーフのように肌理が細かくて革の表面感のあるものが似合いそう。ボカルーは夏にも暑苦しくない秀逸な質感が好きだ。イルチアのラディカのような黒過ぎないブラックも格好いい。日光の下では黒過ぎない色を見せるし。ただ、ラディカはややもすると光りすぎてしまうので夏には蝋分少なめにメンテナンスするほうが良いかな。

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