シェットランドフォックスのケンジントンが生産中止らしい。
なんでもイルチアの革が調達できなくなったとかで、継続生産ができないとか。
シェットランドフォックスのホームページでアナウンスがされている。
ものすごく残念だなぁ...
Made in JAPANの量産型既製靴としては最高にコストパフォーマンスが良い靴で、しかもめちゃくちゃ履きやすい靴だったのに残念でならない。
思えば数カ月前に八重洲のREGEL SHOESで「もうイルチアの革は生産していなくて在庫のみなんです」なんて話を聞いた。
その時はネットでいろいろ調べてみてもそんな情報もなかったし、イルチアのホームページ上でも時にアナウンスが無かったので気にしていなかった。
ただ、この前日比谷のシェットランドフォックスでも「ケンジントンの革が入らなくなっており、追加生産は未定」のような話を聞いていたので、当面は手に入りにくいのだろうと思っていたけれど、まさか生産中止になるとは思いもよらなかった。
ケンジントンについてはブラックの3014SFについて以前書いたけれど、ブラウンのほうが革の表情としては面白く、追加で書こうと思っていたけれど生産中止になってしまった以上、紹介してもあまり意味が無いものになってしまった。
(ちょっとだけここで書くと、ケンジントンのローファー3043SFは本当にいい。僕はブラウンとベージュを持っているけれど、カジュアルに合わせる実力があればブラックも欲しいくらいだ。)
いま思えばストレートチップの3013SFを購入していなかったのが悔やまれる...
せっかくの良ラストなので、何も革が調達できなかったからといって生産を止める必要なんて無くて、アッパー素材を変えればいいのだと思うのだけれど、ケンジントンのウリのひとつがイルチアのラディカだったのだから、生産中止はやむを得ないのか。
ま、シェットランドフォックスで一番人気のモデルだし、ホームページ上でも木型をブラッシュアップかつ、アッパーもイルチアと同程度のクオリティを持つものを開発予定とのことなので、次のモデルに期待するとしよう。ウェインハイムレダーのボックスカーフで作ったシンプルなストレートチップなら欲しくなるかも。次回はラインナップにパンチドキャップトウもしくはセミブローグもお願いします。
伊勢丹別注モデルも追加生産は無いだろうから、新しい別注モデルが出ることを期待したい。
日比谷でもアバディーンやグラスゴーが人気ということなので、次のモデルは多少甲が薄くなってかかとが小さくなることが予想される。それはそれで期待できるかもしれない。
こんにちは。
返信削除ケンジントンと同じ木型を用いた(製法はグッドイヤーウェルト、革は国産らしいですが)
コベントリーというラインが発売されるようですね。
外羽根プレーンや内羽根セミブローグ、外羽根Uチップも含め5デザインのようですが、
値段が\36,750-のエントリーライン、というのが、何とも嬉しいような少し寂しいような・・。
ケンジントン自体好きですので、こうした形で楽しめるのは嬉しくもあるのですが、
エントリーラインにフラッグシップの木型を用いてしまう(製法が違うので細かい部分は
若干異なってくるとは思いますが)ところが、リーガルらしいというか、何というか・・。
既に店頭に並んでいるようですので、時間を見つけて見に行きたいな、とは思っています。
コベントリー、シェットランドフォックスのホームページで見ました。
削除オーソドックスなデザイン、無難な国産キップでプレーントウまでそろえたラインナップはなかなかそそるところがあるのですが、ソールがレザーじゃないのが個人的には残念です。
それにしてもケンジントンのウリのひとつが捻れた木型でしたが、なんだ素材を変えると結構安くできるんだな、ってのが第一印象でした。あの捻れを靴の形にするのが大変なのではなくて、土踏まずマッケイとイルチアが+2万の価値だったと思うとちょっと微妙ですね。アノネイとかウエインハイムレダーあたりで「ケンジントンII」でも作ってくれたほうが個人的には嬉しかったなと。
まぁでもケンジントンという存在があるからそう思えるわけで、コベントリーそのものはきっと履きやすく、価格も抑えめで、ビジネスシーンで受けがいいラバーソールとこれはこれでアスコットの次モデルとしてはかなり魅力的な靴だなという気もします。Quaderno33Jさんがおっしゃるようになんとも複雑な心境です。