2015年9月5日土曜日

SHETLANDFOX 3048SF GLASGOW 2nd Report

ここ最近、このブログのいちばん人気の記事は「革靴のサイズ選び」で、次が「革靴を水洗い - REGAL 01DRCD -
靴個別で見るとW10BDJ01DRCD、に続いてこのグラスゴーが3番目に付けている。


シェットランドフォックスでもいま風のロングノーズ、抑えめな価格、比較的懐が深いラストで、入手もし易いこともあり人気のモデル。
購入から3年くらい経過したので、その後について書いてみたいと思う。

一部、というか結構な人が残念としているアッパーのフラスキーニ社チプリアは後からワックスなどで色を乗せたような革。アニリンカーフとは全く異なる質感で、それがきめ細かな素材感と奥からじわりと光る革を好む通からみるとややチープな印象をもたれてしまいがち。ちょうどその逆張りで、これはこれで良い所もたくさんある。
特に、履きこむとかなり柔らかくなり、薄めのソールと相まってとても履きやすい靴。柔らかくなるということは型崩れもしやすいのだけれど、長時間履いた時の足への負担は小さい。

チプリアはクリームを多めに入れると簡単に艶が出る。ボックスカーフのような湿った感じの鈍い光り方ではなく、ワックスなどを活かすような艶やかな光り方をする。こういうわかりやすい光り方は派手目を好む向きには向いている。クリームを多めに塗っても曇ることが少なく、革靴のお手入れになれていない人にも優しい。

僕はこの靴はサフィールノワールクレム1925を使ってお手入れしている。よく乾拭きしているせいか、ちょっとした雨くらいなら余裕で水をはじいてくれる。クリームが十分浸透した後はそれほど神経質にならなくてもいいかも。シミにもなりにくい。
ただ、クリームの量が多いのか、それとも登板頻度が高いのか、塩を吹きやすい靴のような気がする。この靴はこれまで2度ほど水洗いをしているのだけれど、それでも塩を吹くということはひょっとすると内部の湿気を吸収しやすい素材なのかもしれない。

 
かなりの雨に濡れて乾いた後はこんな感じ。ここまで出るようになると、水洗いをしないと跡が取れない。

購入してから週に1回弱程度の登板で、天候を気にせず履いている。これまで一度つま先の補修をしたくらいで、そろそろかかとの補修をしようと思っているところ。

ワックスを使った鏡面仕上げをしない僕でも、クレム1925だけで靴全体が強烈に艶やかになる。一度ごく少量の水を浸けて少し多めにクリームを入れたら、簡単に鏡面の手前くらいになってしまった。
水洗いをしても型崩れをしないように乾燥させ、適宜クリームをいれているせいか大きな型崩れもないし、むしろアッパーの革が馴染んできていい感じ。

よく言われる擦り傷も、クリームをていねいに入れると目立たない。

しわも当初は深く入っていたのが、履き続けていくうちにたいていの部分は細かなしわに落ち着いてきた。インバネスのボカルーのほうがよっぽどキツイしわが入る。
ツリーはシェットランドフォックスの純正か、ディプロマットヨーロピアンをつかっている。

ある程度時間が経つと脂分が浸透して革の表面が強くなるみたいで、購入当初感じていたパサつき感はそれほど感じない。購入直後にはわからない特長がじわじわ出てきている感じ。

グラスゴーは履き始めからあまり痛いところがない靴だった。実はゆったりとしたラストであることもその理由のひとつ。この靴は同サイズで見るとインバネスよりもはるかにゆったり。特に二の甲あたりはその後に出たシェットランドフォックスのモデルよりもはるかに大きい。

グラスゴーはエジンバラの廃止に入れ替わるような形で出てきたため、当初はエジンバラのリファインモデルのように受け取られる事もあった。(製造元も同じっぽいし)
スクエア寄りのデザインということを除いてはエジンバラとは全く異なる別コンセプトの靴だと思う。

エジンバラや初代ナイツブリッジなど、シェットランドフォックス復活直後に設計されたモデルで評判があまり良くなかったかかとはコンパクトに修正され、登場当時人気のあったチゼルなロングノーズに変更。甲の高さも気持ち抑えている。
正統なクラシックど真ん中からみると異端ともいえるこれらのキーワードを、無難かつスマートにまとめているデザインは秀逸で、意外と似たような靴が見当たらない。

またこのグラスゴーはかかとのクッションが少し集めでおわん形に整形されていることもあり、やや立体的な履き心地。この作りもかかとの収まりが良いような印象につながっている。

グラスゴーは最近のモデルと比較すると履き口まわりは少し大きい。登場当初は薄めな若い人向けのラストのような意見もあったけれど、いまとなってはシェットランドフォックスの中では大きめなモデル。
グラスゴー。右側くるぶしのあたりに少し余りがある。グラスゴーは足首回りはゆったり取っていて、甲もそれほど果敢に攻めていない。わりと万人向けかも。ただ、かかとの収まりはとても良いので、ゆるい感じはしない。僕の足では1cm弱羽根が開く。

インバネス。履き口がグラスゴーよりコンパクト。くるぶしの外側がフィットしている。甲の開き具合も少し広く、抑えめな甲であることが解る。グラスゴーとそれほど違わない時期に買ったけれど、こちらはまだ革が硬い。ボカルーにもピンキリでインバネスに使われているもののグレードは高くなさそう。

01DRCD。こちらも甲から履き口まわりはインバネスと似た印象。インバネスより少し羽根が閉じている。二の甲に余裕がある。指周りはこちらのほうがゆったり。

アバディーン。さすがに甲が低い。足が薄いけれどロングノーズが履きたい人はこっちでしょう。僕の場合は二の甲あたりからすでに羽根が開いていて、ちょっとばかり格好悪い。

全体のデザインはややカジュアルに振られている。
キャップトウのモデルはスワンネックを採用しながらも、ステッチの糸が少し太めで切り返しの内側にもステッチがある。開発時のターゲットは少し若い人向けかな。

スマートな印象を受けるシングルソールは真ん中がへこみやすい。
グラスゴーのソールはドットが配されていて独特。ややグリーンが入ったようなブラウンの色合いも独特で、新品の状態だと一風変わったラバーソールのようにも見える。

また、雨の日に履くことが多いこともあって、革の締りが良くなった。細かく見るとひび割れらしきものもあるけれど、革が割れるようなことはない感じ。底を押した感じではもう少しいけそうな。

屈曲部分はステッチが表に出てきているけれど、切れることもなく案外丈夫。

コバ周りは普段はホコリ取りのブラッシングくらいで余りクリームも入れてないのだけれど、ほつれも全く見られず、ウェルトもまだ行けそう。

そんな状態なのでもう少しいけそうな感じもしつつ、今度ヒールの修理に行ったときにオールソールにすべきかどうか聞いてみよう。

登場してからもう5年くらいになるけれど、いまでも売れ筋モデルではないかと思う。このモデルは価格も比較的抑えられていることもあり、伊勢丹をはじめとした百貨店、ミマツ靴などの一般的な靴屋さんでも売られている。(逆にREGAL SHOESではあまり見ない気がする)
かかとのように抑えても余り違和感を感じないところは収まり良く抑えて、ボールジョイントや甲の部分は控えめに押さえる作りは、革靴を初めて履く人でも受け入れやすい。
そんな懐深いラストであることからも、売りやすいモデルなんだろうと思う。

ロングノーズといってもとんがりでもなく、足がスマートに見える靴。どちらかというと細めのスーツに合いそう。店頭では結構きれいな鏡面仕上げがされていたりもするので高級そうな靴にも見える。
僕は最初アバディーンを見たとき、これはやりすぎだろうと思ったけれど、グラスゴーを初めて見たときは少し長いとは思いつつ、キャップが気持ち大きめなせいか全体ではバランスが取れていて格好良く見えた。

およそ3年経って当初受けた印象よりもずっと良い靴であることを実感する。これだから革製品(特に靴)は経年変化を見るまではわからないな、と思わずにはいられない。
長時間歩くとき、天気がどうなるかわからない時、マメができて痛い時などはこの靴を自然に選んでしまう。まさにビジネスシーンで活躍する靴。僕の身の丈に合った靴と言えるかな。



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なかなか新しい靴を買うところまでいかないので、しばらく記事にアフィリエイトを入れてみました。記事の一番下に入れてみているので、気分を害さない方はこちらのバナーから商品を買ってもらえると嬉しいです。
アフィリエイトの売り上げにかかわらず、できる範囲で新しいネタを書いていこうと思っていますのでこれからもよろしくお願いします。

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グラスゴーにはサフィールノワールクレム1925が合う気がする。気持ち多めにいれてよくブラッシングと乾拭きすると当初の欠点に思えた部分が解消されるかも。

22 件のコメント:

  1. どの靴も素敵ですね!

    ちゃんとサイズの合った靴を履いて、適切に手入れしていれば、いい感じに育っていくのですね。
    私はブートブラック(黒蓋)しか持っていませんが、クレム1925も試してみようかな・・・

    ソールの感じも非常に参考になります。実は01DRCDの黒が、まだ購入半年なのに、ソールを押すとフカフカと凹んで、早くも危ないのでは?とドキドキしているのですが、オールソールの経験がまだないので、判断がつかずにいます。
    履く頻度は週に1度程度ですから、ふつうは1年とか2年くらいは保つのでは、と思うのですが・・

    いつも読み応えのある記事をありがとうございます。手入れや靴選びを楽しむ参考にさせていただいています。

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    1. コメントありがとうございます。

      革靴はお手入れを続けると、購入当初には気づかなかった良さが出てくることがあり、それがまた楽しいと思っています。

      グラスゴーは土砂降りも経験したり、水洗いもしていますが、過保護にならないけれど放置もしないという程度のお手入れを続けています。
      シェットランドフォックスブランドのクリームもコロンブス製ですし、スコッチグレインもブートブラック推奨。RENDOはM.モゥブレイみたいですが素材は国産キップなので、日本の気候を考慮していると言われるブートブラックは相性が良さそうです。
      光らせるということになるとクレム1925に軍配が上がります。ひとつの靴には同一ブランドを使い続けるほうが良いので、もしサフィールにチャレンジするのであればお手持ちのどれに使うか決めても良いかもしれません。

      ところで、いま自分の01DRCDのソールを押してきましたが、それほどフカフカせず固い感じでしたので、takumatさんのほうが減りが早いと思います。
      週1のローテーションから見ると少し早い感じがします。確か他にRENDOやスコッチグレインをお持ちだったと思いますが、そちらと比べてどうでしょうか。
      ソールがそれだけ柔らかいということは、つま先も減っていることだと思いますので一度ショップで診てもらうと良いかもしれません。東京近郊にお住まいでしたらREGAL TOKYOがいい感じです。ここは直営なせいか、不必要な修理は薦めてきませんので。(まだ大丈夫とアドバイスされます)

      私の01DRCDは雨の日も履くなど結構シビアに使っていますが、週1から10日に一回のローテーション頻度で2年以上経過でもう少しソールが持ちそうです。ただ、ここ半年メインは内勤なので歩く歩数は少ないです。

      今年はなかなか靴を買うことができないので、手持ちの再レビューとかシューケアネタばかりになっています。きょうは久しぶりに靴屋さん巡りをしてきました。欲しいものだらけで、やっぱり見に行くんじゃなかったなぁと…

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    2. 早速のご返信と、またご自身のソールを確認までしていただいて、ありがとうございます!
      やはり、普通に考えて薄くなっているんでしょうね。同時に購入した01DRCDのダークブラウンや、スコッチグレイン、RENDOなどの他の靴と比べても、明らかに違います。この靴は、特に雨に降られることが多くて、ソールの手入れもマメにやっているつもりでしたが、当方の重量と歩き方が良くなかったかな。
      あまり早くオールソールになってしまうと、妻の視線が恐ろしいので、目を背けていたのですが(笑)

      REGAL TOKYOはつい昨日、 見てきたところでした。近々また行って、見てもらうことにします。

      今年は雨が多いので、雨のストレスに耐えかねて2504NAを買ったので、当面は雨の日にはレザーソールを温存する作戦で行こうかと思います。。

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    3. 連投すみません。
      買うつもりのないタイミングで欲しいものが見つかるつらさ、お察しいたします(笑)私も今年はもう、できるだけ見に行かないようにしています(と言いつつ、昨日REGAL TOKYO を見てたわけですが)。
      ただ、いち読者としましては、履きこまれた靴の再レビュー、シューケアどちらも大変ありがたいです!

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    4. 01DRCDは少しソールが薄いですし、歩き方に対しても敏感なのかもしれません。
      せっかくのレザーソールなので活かしたいところではありますが、オールソールでなくても半ラバーなどある程度コストを抑えつつという修理もありますし。REGAL TOKYOは修理もある程度要望を受け入れてくれるみたいなので、ダメもとで相談してみるのはいいかもしれません。
      つま先修理はREGAL REPAIRではメニューにありませんが、REGAL TOKYOでは受け付けてもらえました。

      私も週末REGAL TOKYOに立ち寄りました。
      ここはいつみても欲しくなる靴がありますね。国産キップで作ったモデルと、九分仕立てラストの既成モデルは良さげでした。特に後者はステッチに少し遊びゴコロが見られるものの、品の良い印象でした。2Fはなかなか縁が無いゾーンではありますが、いつかは九分仕立てしたいなぁと訪れるたびに思います。

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    5. 靴の見た目や製法、歴史的背景などのレビュー記事は有能なライターさんがたくさんいらっしゃいますので、私はファッション関係者ではない毎日仕事でスーツを着るひとりの消費者として思ったことを中心に書いています。

      なので、自分で実際に感じたこと、試したこと、わかったことをできる限り詳細に、比較できるものがあればそれも参考に、また実際にある程度の期間履いて、お手入れしないとわからないことを書くようにしています。

      もし間違ったことを書いてしまって、それによってその記事を読んでくれた人の大切な靴をダメにしたり、さらにはその人のビジネスシーンでの価値を下げるようなことが無いよう心掛けているつもりですが、靴を含めたファッションの世界は奥深くて、自分で記事を書いたりコメントをいただくなかで気が付くこともたくさんです。

      写真を撮っていてキズやシミに気づいたり、せっかくだから紐を変えようとか、コバインキ塗ろうとか自分にとっては結構いいお手入れ機会になっていたりします。

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    6. REGAL TOKYO行ってきました。素晴らしい応対をしていただきました。01DRCDは、あと2ヶ月程度は行けそうと言っていただきました。押し付けがましいことは一切なかったです。

      「買う必要はありませんから、お気軽に」と九分仕立ての試着も薦めて頂いて、あまりの良さに危うくオーダーするところでした。
      魅惑の空間ですね。

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    7. コメントありがとうございます。

      REGAL TOKYOでは私も九分仕立てを薦められました。話を聞けば聞くほど欲しくなるのでキケンですね。
      置いてある靴の数は少ないし、キワモノっぽいのもある中で、それでも欲しい靴が何足かある懐の深いセレクションは見ていて飽きません。なかなか靴は買えないので、靴ひもを買うついでにときどき訪れます。

      01DRCD、2か月ですか。ソールが少し柔らかくなってからも十数回くらいはいけるのかな。
      リーガルの場合は穴空いてからもコルク詰める修理が効くので、雨の日は避けるという前提にすればひょっとすると切れ目ができるくらいでよいのかもしれませんね。交換タイミングはなかなかわかりませんし、そういう押しつけの無いところは安心ですね。
      今回のお話から想像するに、私の01DRCDはまだまだいけそうなので、どんどん履こうと思います。

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  2. ご無沙汰しております。
    今回も貴重な情報を有り難うございます。

    2週間近く晴れ間の見えぬ日が続き、ゴム底靴がフル稼働でしたが、今日は晴れたので久々に革底靴で出勤しました。ゴム底、革底それぞれの長所を改めて実感しています。

    靴屋を巡ると欲しいものだらけ・・、同感です。ただ、私は近頃保守的な傾向が強くなり、既に所有している木型の靴を好んで購入しています。サイズが緩くなって履かなくなってしまった靴があることが若干トラウマになっているようです。

    雨ばかり続いたせいで、ゴム底がもう一足欲しいとも思っています。リーガルの秋冬新作リリースと同時に現在愛用しているゴム底のシリーズが廃盤になり、ディスカウントされているようなのでサイズがあるうちに買っておこうかと。

    しかし、今回の記事を見て、やっぱりグラスゴーに手が届くまで我慢しようか、そこまで我慢するなら、もっと我慢してBTOできる金額まで貯めようか、あれこれ楽しく悩んでいます。

    これだけ雨が続くと革底オンリーのshoe*さんは乾燥や手入れが結構大変なのではないかと勝手に推測しています。私はこの週末に、普段はあまり手の掛からない、雨の中フル稼働させたゴム底の靴達を労わろうと思っています。

    あと1・2年の内にはオールソールの記事も拝見できそうですね。

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    1. コメントありがとうございます。

      ここ数日間の雨で靴の中までびしょ濡れになったので、思い切って2足ほど洗ってみました。きょうも朝から洗い上がった靴を軽くお手入れしていました。

      雨の日、外出が多い時はやっぱりラバー系のソールのほうが良いのでしょうね。ソールが薄い01DRCDなんかはすぐに靴の中まで水が入ってきてしまいます。
      雨の日の革靴は慣れている(革底しかないのでその状態が標準です)つもりでも、雪の日はさすがに外を歩くと疲れます。コベントリーとかRENDOのラバーソールあたりが1足あってもいいのかなぁと思い始めています。

      廃盤時のセールはお買い得ですよね。Bグレードでない正規品がお値打ち価格で手に入るので私もときどき八重洲に見に行くのですが、なかなか掘り出し物が見つけられません。

      確かに新しいラストの靴を買うのは結構チャレンジです。私がこの5年以内で買った靴で言えば締め付けはあまりないが緩いところも感じられない01DRCD、抑えるべきところを抑えても指周りの窮屈さが全くないケンジントンが合っている気がします。逆にインバネスとアバディーンは長時間履いていると少し長い左足の薬指が当たる感じがします(右足はすこぶる快調です)。こうしてみるとやや伝統的な足の形なのかもしれません。

      わかっていながらまた新しい靴履いてみたくなるのが困ったところですが...

      オールソールを最後にしたのはもう2年以上前で、おそらく次はグラスゴーあたりになりそうです。インバネスと01DRCDもかかと修理が必要なので、ソールの状態によってはこちらが先に交換になるかもしれません。

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    2. ご返信有り難うございます。

      雪の日は革底はもとより、普通のゴム底でもしんどいですね。雪用のソールのものは凍っている路面でもそれなりにグリップしてくれるのかもしれません。

      私が雨の日にゴム底を使用する大きな理由は、靴内部へ水が浸入してくることを避けたいが為です。ですので、GYWでもアウトソールはセメンテッドで縫い目の露出がなく、ソールが分厚く見える少し野暮ったいのものを使用しています。ゴアテックスにすればよいのでしょうが、GYWでも1回しかオールソールできないらしいので見送りました。

      アウトソールの縫い目の有無が水の浸入しやすさにどれほど影響があるのかはあまり法則性はないような気もしますが、いまのところこの野暮ったいシリーズではゲリラ豪雨のような雨でも水が浸入してきたことがないので雨の日のスタメンです。

      私の所有する、底に縫い目のあるGYWのゴム底は強い雨だと、割とすぐに水が浸入してきます。しかし一方で、底に縫い目のあるゴム底で水の浸入を経験したことがないとの職場同僚の証言もありますが・・・。

      なので、台風や強い雨がわかっているような時は野暮ったいシリーズ、ただの雨の場合はゴム底全般から選ぶ、というような感じで履き分けています。ただ、今回のように2週間近く雨が続いた場合は、うまく履き分けられない事態に陥ったりします。

      もし、スベリ対策ではなく、水浸入阻止を目的にゴム底をお考えであるなら、ご情報まで。

      2週間連続の雨なんてそうそう起きる現象ではないから、ゴム底の買い増しやめようか、でもお買い得で二度と手に入らないから買っておこうか、未だに悩んでいます(笑)。

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    3. うーんなるほど。さすがに凍ったところはどちらでも大差ないかもしれませんね。
      雪が積もっているくらいまでなら凹凸あるほうがどちらかというとよさそうでも、凍ったところまで行くともしかしたらフラットなレザーのほうが接地面積大きいし、濡れた分多少柔らかくなるから良かったりして。

      同じラバーソールでも仕上げによっては靴内部への浸水って結構違うんですね。一度靴内部に浸水した状態になると、夏は乾燥過程のカビが気になるし、冬はひび割れなどに気を使う必要があったりで面倒この上ないのでせめて小雨から雨くらいの範囲で便利な靴があってもいいのかなという気がしています。てっきりGYWは縫い目が残るものだと思っていましたので参考になりました。

      一方でレザーソールは履いている状態でも乾燥が進み、雨の日でも事務所に帰って普通に履いていると表面上はそれなりに乾燥してしまします。こういう「いや、レザーでも大丈夫ですから」というレザーソールのちょっとした主張が私のラバーソール購入を止めています。

      GYWのゴアテックス、今年REGAL TOKYOで出たキャップトウのモデルはいいですね。オールソールは確かに1回までしかゴアテックスの効果保証がありませんが、それ以降はふつうのラバーソール靴として考えればいいのかなと思っています。

      さすがにこう雨が続くと諦めも出てくるので、個人的にはかえって気が楽です。これまで何となく雨の日を避けていたような靴でも登板せざるを得なくなり、濡れる→ていねいに手入れをするという行為が否が応にも要求されますので。

      いつも参考になるコメントありがとうございます。ラバーソールについて全く無知でしたが、今後の購入とシーンを考えるうえでとても勉強になりました。

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  3. こんばんは。
    ゴアテックスについてです。

    リーガルTOKYOのオリジナルゴアテックスモデルがどうかは確認していませんが、
    リーガルのゴアテックスシリーズは公式販売ページでは、ゴアテックス保障なしで1回のみオールソール可能とあるで、恐らくオリジナルモデルも同様なのではないかと推測します。

    リーガルTOKYOレポートの記載の仕方だと、どのようにも読み取れるので、あるいは異なるのかもしれませんが。

    数年前に購入候補だった、705RBHシリーズはゴアテックス保障なしで1回しかオールソールできないと公式販売ページに記載があるため、購入候補から外した記憶があります。
    少し前に飯野さんの記事で紹介された靴底がハニカムのようになっているゴアテックスサラウンドシリーズも、気になって調べた時は同様でした。

    ゴアテックスが入ると一度しかオールソールできない、という制約が嫌でゴアテックスは購入していませんが、水が浸入して来ずに、通気性もある程度確保される点は魅力に感じます。

    私の推測では可能性はあまりないと思っていますが、万が一、ゴアテックスを購入候補に入れられるのならばその点をご確認下さい。

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    1. ゴアテックスのソールは修理で保証なしですか...
      よほどの雨の日って意外と少ないので、雨専用と割り切れば残りの人生でオールソールしないでも行けるかもしれません。それにしてもオールソールが1回のみというのはせっかくのGYWの利点を生かし切れていないですね。

      きょうはW131を履いています。
      この靴は購入当初結構きつく、そのせいもあって雨の日履くことも多かったのですが、いまでは結構足になじんでいるし、なぜか底も減りにくく、運よくカビも生えないので結局晴れの日も雨の日も気にせず履ける靴になってしまいました。

      店頭で気に入って買ってみたけど、何回履いてもどうにもキツイとか指があたる靴は雨の日に一日履くと革が伸びるのかフィットする靴になることがあったりします。もともと気に入って買った靴ですから、雨の日でも妥協することなく、結果として晴れの日も使える靴になったり願ったり叶ったりです。

      今回2足洗ってまだ乾燥中です。お手入れはもともと趣味みたいなものなのでこれはこれで楽しいとはいえ、忙しい時期はやっぱり雨用の靴があったほうが楽だなぁとも思ってネットを見てたりします。

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    2. 確かに、雨の日専用ならばかなり持つかもしれませんね。

      私は以前、雨用にセメンテッドで底材が運動靴のような靴を使用していましたが、7年でお別れになりました。ゴム底のセメンテッドは、外観や耐久性に劣る傾向があるように思いますが、割り切って履く分には精神衛生上良かったと思っています。ただ、水の浸入が無い代償として、蒸れは覚悟が必要でした。

      GYWのゴアテックスなら、革質はよくわかりませんが、蒸れも大分緩和されるでしょうし、外観もふつうの革靴に見えますし、弱点の耐久性に解決策があれば、有力な選択肢になり得そうですね。

      革靴って小さい分には、履きこめばそれなりに足の形にあってきますよね。私にとってはインバネスがそれに近いです。踵、踝、親指付け根、小指とタコができ、特に踝のあたりは頭痛がするほどでしたが、いまではタイト感は残るものの、かなりフィットしています(雨の日には積極的には使用しませんが何度か土砂降りにやられているので、そのせいかも)。確かshoe*さんも薬指があたるとおっしゃっていましたが、私も左の薬指があたります。ちょっと私の足には寸足らずだったのかもと思っており、購入機会があったら次はハーフサイズ上げてみようと思っています。

      私の本日の登板は01DRでした。ゆったりと履けて、歩きやすい靴ですね。革の印象も私はボカルーより好みです。01DR購入後、気に入って02/03DRと続けて購入しました。もうこのシリーズで晴れ用ビジネスシューズを揃えてもよいかもと思う程です。購入した3足は基本的な履き心地は同じなのですが、誤差なのか、デザイン違いのせいなのか、3足全てで微妙に履き心地が違います。まぁ、当然と云えば当然なんですけど。

      水洗い、お疲れ様です。私も年末あたりに挑戦しようかと考えていますが、取り掛かるのに、気合が必要ですよね。年末のそんなタイミングと時間が合えばやってみようと思います。冬だと型崩れ以外にもひび割れ、乾燥に注意ですかね。

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    3. コメントありがとうございます。

      私は靴の通気性はソール側で決まると思っています。
      アッパーはなんだかんだいっても蝋分が含まれるクリームをそれなりに塗っていますし、もし通気性が確保されているとすると雨にぬれるとアッパーの内側も結構塗れるはずですが、底面のほうが間違いなく湿ります。

      そんなこともあり、ふだん靴はレザーソールというのが一つのこだわりになっていて、これまでラバー系のソールにはなかなか食指が動きませんでした。ゴアテックスの靴はソール側の通気性をある程度確保しつつ防水という点でアドバンテージがあるかなと。

      ただ、さすがに大雨となると乾くまでの期間やメンテナンスの大変さ、また雪道や悪路での歩行性を考えると、ラバーソールにも大きなメリットがあると思ってきたところです。

      01DRだけでなく、02DR、03DRとコンプリートですね!この靴いいですよね。今回洗った2足はインバネスと01DRCDなのですが、仕上がった後のつややかさやきめの細かさは01DRCDに軍配が上がる感じです。
      おっしゃる通りこの靴、ゆったりしているのですが緩くない、私の足にはちょうどいい感じの靴です。同じラストでもやっぱり手作業が入るから履き心地が変わるのでしょうか。私も同じラストでデザイン違いをいくつか履いていますが、これが同じラストなのかと思うくらい違いを感じることがあります。特にアバディーンは内羽根と外羽根では全く違うようにも感じられます。(内羽根のほうがフィット)

      インバネスのハーフサイズ上を検討されているとのことですが、実は私、最初にインバネスの6ハーフを買って履いてみたところ何となく緩い感じがして、売却してハーフ落とした6に買い替えました。薬指先端があたる感じがするのは買い替えた後の感想です。当時はきつめ志向だったので最初のサイズが緩いと思っただけかもしれませんがご参考までに。

      水洗いは洗うのに数時間、乾燥過程ではマメにクリーム入れる必要がありそうですし、完全に乾かしたいので一週間くらいお休みが必要なので長期休みの前くらいの方が良いかもしれません。私は雨に降られた日の帰宅後に洗いました。22時くらいからスタートして、結局ひと段落ついたのが午前2時でした。翌朝出勤前に再度デリケートクリーム、帰宅してデリケートクリーム、その次の日の夜にレノベイターみたいな感じで毎日靴のお手入れしていました。(嫁さんが実家に帰っているタイミングだったのでできました。ふだんはここまで連日連夜靴メンテというわけにもいかないので、金曜の夜からスタートして土日ちょこちょこお手入れします)
      今回摂氏40度のお湯に30分くらい漬けてみました。クリームや塩分は落ちている感が水よりするものの、何となく水の時より一晩明けた後のダメージが大きい印象でした。その後のお手入れで驚異的に回復して仕上げはクリームだけで素晴らしく艶が出て問題なさそうですが、ウールも30度くらいで洗うのが良いみたいなので、次回はもう少しぬるいお湯にしようと思っています。

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    4. ご返信ありがとうございます。

      靴の通気性はソールで決まる。同感です。ガラス革も愛用している私としてはアッパーの素材も少なくない影響をもっているように思っていましたが、おっしゃる通りクリーム塗っているとあまり変わらないかもしれませんね。

      ラバーソールの良さについては人それぞれと思います。私は雨対策以外には出張等での連投時にメリットを感じます。ただ連投させると蒸れがひどいので、最近は2泊以上の場合は1足持っていくようにしています。

      インバネス買いなおされていたんですね。緩い方向の靴は仕方ないですよね。中敷いれて履くことも可能かと思うのですが、私も緩くなったお蔵入りの靴を売却しようかと考えています。
      きつい分には足が耐えられればそれなりにフィットしてきますね。特に横幅は伸びてくれる(?)し中底も沈むので、ちょっとタイト目かなくらいの方が良いのかなと感じています。タイトすぎると感じても履きこめば、あまり苦痛を感じないレベルにまでフィットしてきますしね。
      一方、長さは伸びないのでここはしっかり見極めが必要な部分かと今は考えています。ただ、幅がタイト目だと、幅がフィットしてきたとき(革が伸びてきた時)に、足がどれだけ前方に入り込むのか想像するしかない点が、サイズ選定の際の悩みの種になっています。そんな理由もあって最近はロングノーズの靴は選択肢になかなか入らなくなっています。ロングノーズだと捨て寸が大きく、足が前方に入り込む余地が大きいので。

      廃盤になったとお話ししたゴム底靴は最初26を購入して、足に馴染んでくるとボールガースがちょっと緩いと感じるようになりました。ダブルモンクなので、ストラップをきつくして調整し、甲で抑えるような感じで、今はわりとゆったりとした履き心地になっています。革底を知ってしまった今は、雨の日と靴の脱ぎ履きが予想される日が主な登板日なのですが、雨の日用として同じシリーズの25.5キャップトウを追加で購入しました。購入後1年程度経過しましたが、足にだいぶ馴染んできて、狙った通りの好みのフィット感になっています。

      水洗い、今回はお湯で実施されたのですね。油分や塩分は確かに温かいお湯の方が溶け出しやすいように思えます。水温の違いによる革への影響の違いはどうなんでしょうね。クロム鞣しにしろタンニン鞣しにしろ耐熱温度は最低でも70度以上はあったように記憶していますし、ぐつぐつ煮たりしなければあまり影響はないようにも思えます。入浴した時とプールで泳いだ時の自分肌のふやけ具合やその後の乾燥状態を考えると、入浴後の方がカサカサ度合が高いようにも思うので、お湯の方がダメージ大きいということもあるかもしれません。

      靴のサイズ選択やお手入れ方法は最終的には自分自身で試行錯誤して自分なりの方法を洗練させていくしかないのだろうと思っています。ネット上の情報や販売員・靴磨きを仕事にしている人などの情報を実践しても、自分自身の足・靴とは条件が多かれ少なかれ異なるわけで、そのまま模倣しても自分の期待する結果が得られるかはわからないんですよね。

      自分自身の選択が正しかったかどうかがわかるのも、サイズ選択では早くて数か月、お手入れ方法に関しては早くて数年、下手すると10年単位の月日が必要になります。

      その上、例えば10年後にアッパーが割れてダメになったとしたら、その原因がお手入れ方法なのか、革の特性あるいは寿命なのか、或いは履き方のせいなのか、検証の方法がなく推測することしかできないんですよね。はっきりした答えが出せない点で奥が深く難しいものだと感じています。

      そんな中、購入後に実際にどんな履き方でどんな手入れをしてどんな状態かを伝えて下さるshoe*さんのこのブログは私にとって、とても貴重な情報で参考になります。また、以前にも書きましたが、靴に対する基本的なあるべきスタンス、方向性なども全く無知だった私には大変勉強になっており、感謝しています。

      最後に、shoe*さんでも奥方がおられる時は連日連夜のメンテは難しいのですか、かなり意外でした。多くの靴を所有されているshoe*さんの奥方はきっと理解のある方なのだろうと勝手に推測し羨ましく思っていました。
      私などはコツコツ小遣いを貯めて欲しい靴やメンテグッズを少しづつ集めていますが、靴を購入する度に『また買ったの?』『あなた、足は何本に増えたの?』などと言われ、メンテしていれば『靴磨きする為に購入しているとしか思えない』などと嫌味を言われています。嫁の方がよっぽど沢山靴を持っていて、全く手入れしない(ポテンシャルを無駄にしている)のによく言うわと口論になることも度々ですw。

      大切な家族ともうまく調和をとりながら、縁あって足元にいる靴達を良い状態に保って行こうと思っています。

      いつも長くなってしまい恐縮ですが、また新たな気づきがあればお伝えいたします。

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    5. コメントありがとうございます。
      連休にもう1、2足靴でも洗おうかとおもっていながら結局出勤になってしまいました。

      私も連泊の出張があると靴どうしようかと迷います。雨が続きそうな時は特にどうしようかと。たいてい私は1足をスーツケースの中に入れていきますが、ツリーが結構重いので、プラスチックの簡易なものを買おうかと思っています。

      インバネスの件、緩い靴は中敷で調節できるので、買い替えるかどうかは微妙なところでしたが、個人的に中敷が好きでないことと、甲側が少しタイトになりすぎるきらいがあったので買い替えてしまいました。
      サイズについて、横幅が伸びた時に捨て寸にどこまで入り込むかというところまではこれまであまり考えていませんでした。勉強になります。ちょっとそこを意識して自分の靴を見直してみたいと思います。

      ズレを最小限にするには、ボールジョイントと甲がしっかり押さえられている靴が理想ですね。甲がしっかり引っかかれば甲から足首、かかとまではしっかり固定されるので、逆に指まわりが快適になることが多い気がしています。

      革の耐熱温度って70度以上もあるのですか。結構熱いお湯でも大丈夫なんですね。水よりもお湯のほうが飽和量が増えるというのと、結構短時間できれいに仕上がるので今後はぬるま湯ベースにしようと思っています。ただ、暑い時期はカビが生える可能性が高くなりそうなので、乾燥にはこれまで以上に気を使っています。

      おっしゃる通りメンテナンスは、それこそ数十年のスパンを経て結果が出るもので、そこが奥深く楽しいところでもあります。「If」の無い世界だからこそ、あれこれ考えて試行錯誤が楽しめるところに「遊び」に通じるものを感じます。革靴を履いて約20年、お手入れなんて自分の所有したものしかやったことがありませんが、趣味の一つとしてこれからも少しずつ更新しようと思っています。

      なんかうちでも過去に似たようなことを嫁にいわれた気がします。いまでは趣味の一つとして捉えてもらっているとは思うのですが、なぜ同じもの(黒のキャップトウ)ばかり買うのか不思議がられ、次は茶色を買えばよいのにと言われるなか、また次黒のキャップトウを買おうとしていたりします。

      でもまぁ、こうして靴を磨いたりする心のゆとりがあるのも家族のおかげですし、靴と一緒で夫婦や家族も長い時間をかけて大切にしていけば、初めは合わないところが痛くてもいずれは馴染んでいき、新品には代えがたいものになるのかなとも思っています。今後も家族の理解を得ながらぼちぼちやっていこうと思っています。(靴に例えると嫁に怒られそうですが...)

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  4. Shoe*さん
    こんばんは。
    一昨々日、会社帰りにリーガルシューズに寄って参りました。そこはシェットランドフォックス扱い店でもあるので、様子伺いに。
    最近気になるのが、ネット上でグラスゴーが割引販売されていること。私はShoe*さんからシェットランドフォックスの魅力に影響を受けたのですが、その中でもグラスゴーが一番魅力的に表現されていると思っております(勝手にすみません)
    発売からもう数年。廃盤の時期なんですかねー。
    でも、たかだか数年。良いものはいつまでも続いて欲しいと願うばかりですが、商売はここが難しいところ。気になる毎日です。
    ちなみに店員さんと会話したところ、その店ではグラスゴーの陳列一棚を3月に入れ替えるそうです。この後に入ってくる新作はガラスっぽいキラキラ靴で、どうも後継ではない様子だそうです。
    その店員さん個人もグラスゴーの大ファンだそうで、その魅力を熱く語っておりました。
    あらためて、グラスゴーに対するShoe*さんの想いをお聞かせ願えれば。

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    1. グラスゴー、この靴はなかなか傑作なのではないかと数年経って気付きました。
      この靴はなぜか以前から割引販売されているケースがときどき見られたので、当面は継続するのでは無いかと思っているのですが、フラスキーニ社チプリアが不評なため終売になる可能性もあるのかなと。

      ネットでもよく書かれているとおり、チプリアは購入時には確かにちょっと擦れると跡がついたり、ややぱさついた感じがします。ただ、ちょっと過保護にクリームを入れているせいか、数年立ってかなり艶がでて、傷にも強くなった気がします。
      私は油性のクレム1925を使っているため、ワックスを使わなくてもつま先が鏡面の手前くらいまでになります。ボカルーなどのアニリンカーフとはまるで質感が違うので、どちらが良いのかという点は私では判断できないのですが、これはこれでひとつの特長だと思っています。

      革そのものも柔らかく、ラストもタイトすぎないこともありとても履いていて楽な靴です。超時間歩くようなときは同サイズのアバディーンより遥かに足が楽なのでラストがたまたまあっているのかもしれません。

      グラスゴーの棚を入れ替えるとの情報、今年の新しいモデルはキラキラ靴ですか。どんなものが出るのかな。単に場所の問題で入れ替えなのか、グラスゴー自体が終売になるのか気になります。
      いい靴なのだけれど、その良さが出てくるのに少し時間がかかるため最初の印象だけで避けられているとしたらもったいないなという感じがするモデルです。

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  5. shoe*さん、Tamura Yugoさん こんばんは。
    SFの2016SS新作『バーミンガム』リリースされましたね。

    SFブログの画像を見る限りでは、ややロングなセミスクエアトウでしょうか。
    第一印象はグラスゴーとインバネスを足して2で割ったような。
    甲革や木型の情報もまだ掴めていません。これから徐々にでてくるかもしれません。ヒールトップはランカスターと同じく全面ゴムですが、今回は日比谷店での扱いもあるようなので百貨店専売ではなさそうですね。

    個人的には少し気になっています。情報掴んだらまたご連絡します。
    グラスゴー、まだ公式通販にもあり、ミマツでも販売金額に変化ないので多分継続になるのではないでしょうか。
    私見と個人的希望ですが、グラスゴーはコベントリーと並んでSFの一番の売れ筋と思うので廃盤はあまりないのではないかと。

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    1. シェットランドフォックスの公式ページを見てみました。
      私もグラスゴーをややインバネス寄りにした感じを受けました。また、ブリストルのカテゴリーを埋めようとしているモデルな気もしないでも無いです。グラスゴーと価格帯が重複するモデルでもあるので気になるところですね。

      プレーントウとセミブローグには惹かれるものがあります。
      素材の質感とかはなかなか写真だけではわかりにくいところもありますし、一度日比谷で見てみたいです。

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